アトピー性皮膚炎に、かかわる家族の心のケアは、一番大事に考えたい・・。

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アトピーという言葉の意味は、「奇妙な」という意味で1923年に、ぜんそくやじんましんなど遺伝的な要素の強い病気に名づけられたものです。 昔はあまり聞くことがなかったアトピー性皮膚炎。現在では広がりは世界的になっています。
 アトピー性皮膚炎の息子と母親の心のケア
息子のアトピー性皮膚炎が発症したのは、3歳のころでした。3歳になる前から、肌が弱いなぁ〜と思いましたが。
足と腕の内側にかゆみと肌が赤いので、皮膚科に行くとアトピー性皮膚炎と言われました。
私は、そのころすぐ良くなる病気だと思い、塗り薬もせっせと塗って様子見てました。今思えば塗り薬は、ステロイドでした。
すぐ、赤い肌が、正常な肌に戻っているので、うれしくてこの方法が、一番だと思ったわけです。
塗り薬が、切れてしばらくすると、また、赤くなりかゆみが出てきます。そうすると、また、病院です。
その繰り返しでした。
3年たって、そのころ「経皮毒」の話を聞くことがあり、日用品も安全なものに替えて、食事も質素なもので和食中心です。
でもまだ完璧では、ないのですが。 ステロイドもちょうどその頃、止めました。
ステロイドを止めて、一年ちょっとだけど、私は、精神的に疲れて、夜もなかなか眠れません。
ポリポリ掻く音に、妙に神経質になり、息子に「掻くなよ〜」ってしょっちゅういう様になったのです。
息子も掻くのを私に見られたくないのか、トイレで掻いたり、気にしたりして、可哀想でした。
掻いたらますますひどくなるっと思っていたので、毎日叱って食べ物も、とっても神経質になっている私でした。
知り合いからアトピーの子は、お母さんが、神経質で、そのお母さんの心を映し出しているって聞きました。
私の心が、この子のアトピーと関連しているって初めて聞いて、落ち込みました。
じゃあ、どうしたらいいの?この子のかゆがっている姿を見ると、どんどん私の心が病んで行くのがわかりました。

その時さち皮ふ科クリニックの病院のサイトを偶然にも出会うことが出来ました。
かくことをこわがらないっていう言葉が、頭から離れませんでした。
なんだか私の心が、やわらんでくるのがわかったのです。
子供にも言い聞かせました。
お母さん間違ってたよ。掻きたいとき掻いたらいいよ。気にしない、気にしないっていったら、「いいの?」ってちょっと安心顔。
もちろん、爪は短く清潔に保つことに気をつけましたが・・。

私の心が、穏やかになってくると、息子のアトピー性皮膚炎に変化がみられるようになったのです。
ちょっとづつですが、掻いてもジュクジュクしなくなり、血もほんの少ししかでなくなって皮膚じたい、強くなっているのがわかりました。
本人も私も嬉しくてバンザイって叫んだほどです。
他の人から見たらまだヒドイって思われるようですが、ぜんぜんそんなことなく順調に回復しているって思います。
お母さんの心と子供のアトピーってこんなにも、通じ合っているものかと今回の件で痛感しました。
いろんな方法でアトピー性皮膚炎を完治した方もいると思います。 私は、経皮毒のない日用品を使うことと、和食中心の食事の切り替え、私の心と向き合うということで、少しづつ改善したという一つの方法です。 私の経験が参考になれば、うれしいです。


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